2014年9月12日金曜日

ASP-DAC 台湾・中国の躍進

9月8日に幕張で行われたASP-DACの運営会議に参加し、ASP-DAC 2015の採択論文の内訳を確認したのですが、台湾・中国の躍進がすごいです。中国の採択率は43%で、台湾の採択率はなんと54%。アメリカ、ドイツ、日本、韓国は何れも30%〜34%の採択率です。石原も先月の韓国で開催された論文選考会議に参加しましたが、台湾から投稿された論文は質が高く面白い論文が多かったように思いました。中国も7、8年前は採択率が非常に低かったのが、最近は非常に質の高い論文を投稿するようになって来た印象です。台湾はかつては一流大学の教授のほとんどがアメリカでPh.Dを取得した後に帰国して質の高い研究を主導するというケースが多かったようですが、最近はその弟子たちが台湾で学位を取って教員になり、質の高い研究を継続しているようです。いったん高品質なスパイラルに入り込んだEcosystemがその質を維持しているように感じました。日本でもEDAの第一世代を牽引した人たちの弟子が教員になって活動していますが台湾勢に押されている印象です。我々のような第二世代がもっと頑張らねばなりません。


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