2013年12月19日木曜日

チップ上でRTOSがサクサク動作

本プロジェクトで試作したプロセッサチップ上でRTOSが正しく動作することを確認しました。同じ情報学研究科の高瀬先生に協力してもらいToppersに動的電力管理機構(DEPS機構)を追加しました。高瀬さんありがとうございます。このチップは動的に動作電圧を変更するDVFSと呼ばれる機構をデジタル化した機能を搭載していて、アナログ的な動作なしにCPUコアの動作電圧を変更するのでソフトウェアから遅延予測しやすい電圧変更が可能です。非常にきめ細かくRTOSが電圧を切り替えながら動作する様子は感動ものです。消費電力が35mWで200MHzの動作から5MHzで300μWまでの幅広い範囲で動作します。300μW動作になると10cm角程度の太陽電池が屋内の暗い照明で発電する電力でも十分に動作します。

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