2012年11月29日木曜日

D2の西澤くんがICCDで発表

ずいぶん投稿が遅くなりましたが、9月30日~10月3日にカナダのモントリオールで行われたICCDという会議に参加してきました。博士課程の2年の西澤くんが“A Flexble Structure of Standard Cells and Its Optimization Methods for Near-Threshold Voltage Operation”というタイトルで発表を行いました。
最近流行のニア・スレッショルド電圧に回路を最適化するという研究の成果です。少し前には、低消費電力回路設計の分野ではサブ・スレッショルド電圧が流行でしたが、これだと性能が悪すぎて応用先がほとんどないということで、最近はニア・スレッショルド電圧というのが人気急上昇です。発表資料は研究活動のページにアップ済みです。 ところで、ICCD(International Conference on Computer Design)はICCAD(International Conference on Computer Aided Design)とルーツを共にする会議だそうです。古くから両方の会議に参加している教授(南カリフォルニア大のPedram教授)の話では、会議のクオリティはICCADとはずいぶん違うとのことでした。石原はICCADには何度か参加したことがありますが、ICCDは初めての参加でした。
思ったよりこじんまりしたアットホームな会議で少し驚きました。発表者の西澤くんは無難に発表をこなし、質疑応答も少し勘違いがあったものの自分でしっかり応答して立派でした。写真↑は京大の講義室のようにも見えますが、ちゃんとモントリオールの大学の講義室です。 ところで、モントリオールの街はというと、正直“いまいち”でした。曇りの日が多かったというのもありますし、あまり人がいないので寂しい感じがしました。この会議の3週間前に行ったイギリスのニューカッスルの方が遥かに良かったです。ICCDのバンケットも正直“いまいち”でした。バンケットはクルーズ船の中で行われたのですが、だいたいクルーズ船でのバンケットは(運営の立場からは)経費がかからないだけで、内容はいまいちであることが多いです。クルーズ船の船着き場の近くの写真→です。寂しげでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿