2015年1月30日金曜日

VLD研究会で発表

修士2年の竹下君が電子情報通信学会のVLD研究会で発表しました。
タイトルは「電源電圧としきい値電圧の同時最適化が集積回路の消費エネルギーに与える影響の解析」という弱気な感じですが、実際には「VDDとVTHは同時には最適化しなくてもいいよ」という内容でした。特にニアスレッショルド動作だと、電源電圧を動的に制御してもほとんど意味がなく、離散的な少数のしきい値電圧だけを切り替えて使えば、要求性能に合わせてエネルギー消費を最小化できるということを明らかにしたのは意外で面白い成果です。
20分の発表では十分に伝えきれていない可能性が高いですが、この研究は磨けばもっと面白い話になりそうです。

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