2014年9月11日木曜日

IEEE SoC Conference (SOCC) で2件の発表

9月2日から5日までラスベガスにて開催されたSOCCという会議に参加して来ました。うちの研究室からはD3の西澤君とM1の鎌苅君が発表しました。鎌苅君は国際会議のデビュー戦でしたが立派に発表と質疑応答をこなしました。ラスベガスで会議なんて。。と思う人も多いようですが、ラスベガスはホテルの宿泊や会場レンタルが非常に安く会議運営にはもってこいの場所です。場所代以外でお金を落とさせる仕組みがしっかりできていて、場所代を安く設定しても儲かるのです。石原は初のSOCC参加でしたが採択率が高い(50%)割に議論のレベルが高いと思いました。会議のコンセプトとして、なるべく多くの企業の研究者が会議運営に携わるということと、企業の研究者を招待してキーノート講演やパネル討論をさせること、というのがあるようで、それが会議の質を高めているようでした。また参加したいと思いましたが、来年は北京で開催だそうです。。。写真はラスベガスのイメージです。

2014年8月31日日曜日

DAシンポジウムで5件の発表

8月28日と29日に下呂温泉にて開催されたDAシンポジウムに参加してきました。当研究室から5件の発表を行いました。ポスドクのマーフズ君、D3の西澤君と釡江君、M1の鎌苅君と塩見君が発表しました。M1の二人は対外発表のデビュー戦でしたが二人とも分かりやすく立派に発表したと思います。発表スライドは活動報告のページにアップします。

2014年8月30日土曜日

ASP-DAC 論文選考会議 & EDAワークショップ

8月25日と26日に韓国のDaejeonにて開催されたASP-DACの論文選考会議とEDAワークショップに参加してきました。石原は8年ぶりにTPCへ復帰しましたが、2007年のレベルから大きくレベルアップしていました。もはや姉妹会議のDAC, ICCAD, DATEと大差ないというのが多くの委員の印象です。論文採択率はトラックに依りますが30%前後と非常に狭き門となっています。このような会議に論文が採択されるためには、一件や二件の論文投稿では不十分で、多くの欧米や韓国台湾の常連研究室は5本から6本の論文を投稿して2件〜3件採択されるというのが良くあるパターンのようです。つまり、この手の会議に定常的に5本から6本の論文を投稿できるようにならなければ世界では戦えないということになります。うちからは2件の論文を投稿して1件が採択されました。もっと頑張らねばなりません。

2014年7月19日土曜日

MPSoC 2014 で講演

7月7日〜11日にフランスのマルゴーにて開催されたMPSoC 2014に参加して来ました。この会議は招待講演のみの会議です。ユニークなのは、①講演者は企業の中堅以上の研究者かまたは大学の准教授クラス以上の教員ということ、②産業界と大学からの講演者がほぼ半々であること、③講演者の発表が参加者全員に採点されること、です。非常に緊張感があります。韓国のとある先生は、採点結果が気に食わなかったために(本人曰く)二度と参加しなくなってしまいました。

通常の国際会議も勉強になる会議も多いですが、やはりPh.Dの学生の研究成果発表の場になっている会議がほとんどで、各論の議論がほとんどです。それに対してMPSoCは研究の方向性を議論する非常に良い場になっています。しかも今の時代は産業界の参加者が少なくなってしまった会議が多いですが、MPSoCはいまだに多くの第一線で活躍する産業界の研究者が講演してくれます。これをずっと続けているJerraya先生は偉大だと思います。

石原は"Near-Threshold Computing on Heterogeneous Multicore Architectures"と題して発表しました。講演資料は活動紹介のページにアップします。

2014年6月26日木曜日

Bristol大学から3名が来訪

6月16日から18日の3日間、Bristol大学から3名の研究者(Dr.Simon Hollis, Dr.Steve Kerrison, Dr. Kyriakos Georgiou)が当研究グループを訪問しEnergy-Aware Computingに関する意見交換を行いました。京大側は佐藤高史研、高木研(高瀬先生のみ)、小野寺研の数名が参加しました。先方の興味はもともとシステムレベル設計技術にあったため、リアルタイムOSやソフトウェアの電力解析などを中心に議論しました。3人とも生き生きとしてバイタリティに溢れる研究者で、こちらもエネルギーをもらいました。京都は彼らの来訪期間中ずっと天気が良く、京都を満喫していました。

2014年4月17日木曜日

EGSプロジェクトの活動を継続

内閣府の最先端・次世代研究開発支援プログラムのサポートにより3年と2か月の間、組込みグリーンシステムのプロジェクトを実施してきましたが、最先端・次世代プログラムのサポートは先月末で終了となりました。重点的な研究費の補助により通常の研究ではできないことができました。環境発電に適した新しい組込みプロセッサのアーキテクチャを提案し、それを先端プロセスで実チップとして実現し、実際に振動発電と小型の太陽電池で安定動作させることに成功しました。

本年度からは科学研究費補助金の支援で、上記プロジェクトを発展させる予定です。最近は、科研費のデータベースが非常に早い時期に更新されるので、既に今年度の内定情報が公開されていることに気づきました。環境発電システムの制御アルゴリズムやプロセッサの電力管理アルゴリズムなどを中心に発展させる予定です。

2014年4月2日水曜日

DATE2014のユニバーシティブースに出展

2014年3月24日から28日までドイツのドレスデンで開催されたDATE2014に参加し、ユニバーシティブースでEnergy Harvesting Embedded Systems のデモを行いました。今回の内容は、

1.試作したプロセッサチップ上でToppers OSが動作するデモ
2.試作したクアッドコアプロセッサチップが1mW以下で動作するデモ
3.振動で発電するデバイスを使って試作プロセッサが動作するデモ
を紹介しました。

Toppers OSのデモでは待ちタスクの数に応じてプロセッサの動作モードを動的に切り替えることで従来型の単純な動作モード切替に比べて消費エネルギーを30%削減できることを示しました。通常は1.2V動作と0.7V動作を瞬時に切り替えますが、長期間にわたって高い性能を必要としていない場合は、PLLを止めて周波数を6.25MHzまで落とし、CPUコアの電圧を0.48Vまで、キャッシュなどの電圧を0.7Vまで落とすことにより、1mW未満まで消費電力を落とすことができます。
最後の振動発電のデモは、もともとは懐中電灯用の発電デバイスを少し作り変えたものを約1Hzで振ることにより約20mWの電力を発電させ、それを使ってプロセッサを動作させます。振動発電デバイスの出力電力を直接チップに使うと不安定になりますが、高効率DC-DCコンバータで安定化させることによりチップが安定して動作します。デモに使用したポスターは近日中に活動報告のページにアップします。