2013年6月26日水曜日

DAC U-Boothで発表

研究員のLeeさんが、6月2日~6日の間に米国のテキサス州Austinで開催されたDACに参加し、University Boothで環境発電システムのデモンストレーションを行いました。石原も参加の予定でしたが学内の予定との調整が出来ず(それとオースチンが意外と遠かったのもあり)、今回は参加できませんでした。デモンストレーションは本プロジェクトで試作したプロセッサを太陽電池のエネルギーだけで動作させるというものです。ここでは2011年度に試作した古いチップのデモンストレーションしかできませんでした。今年の3月に新しいチップが納品されていたのでDACでお披露目出来るように準備していましたがソケットのサイズが微妙に合わないとかボードにバグがあったりで間に合いませんでした。しかし、新チップは期待通り(設計通り)電力効率が良いです。室内光で10cm角程度の太陽電池が発電する電力(数十mW)でもサクサク動きます。次の機会にはお披露目したいです。DACのデモンストレーションで使った資料は活動報告のページにアップしました。

2013年5月26日日曜日

論文賞授賞式に参加

5月25日、機械振興会館で開催された電子情報通信学会の論文賞受賞式に参加してきました。予想通り、会長の吉田進先生より授与され、とても嬉しかったです。吉田先生はこの日(5/25)までが会長で、次期会長は井上友二さん(九大卒の大先輩)です。授賞式には安浦先生も来られていて、受賞を喜んでいただけました。これを機にもっと大きなことがしたいです。

2013年5月24日金曜日

SACSIS2013でチュートリアル講演

5月22日~24日の三日間、仙台国際センターで開催されたSACSISという会議に参加し、最終日にチュートリアル講演(コンピュータシステムのためのエナジーハーベスティング技術)をしました。HP(ハイパフォーマンスコンピューティング)分野の研究会に参加するのは初めてで、エナジーハーベスティングの話をしても興味を持ってくれる人がいるか心配でしたが、少しは興味を持ってくれる人がいたようで安心しました。しかし、壇上から聴衆の表情を見ていると大半は「ポカーン」といった感じだったように思えました。何はともあれとても良い経験になったので、呼んでくれたこうじさん、質問してくれた中村先生ありがとうございました。講演のスライドは活動報告のページにアップしました。

2013年4月18日木曜日

電子情報通信学会の論文賞を受賞

昨年度末に九大のロビックさんと一緒に執筆し、電子情報通信学会から出版された論文が、平成24年度の論文賞を受賞することが決定したそうです。受賞対象となった論文は、Lovic GAUTHIER,Tohru ISHIHARA, "Implementation of Stack Data Placement and Run Time Management Using a Scratch-Pad Memory for Energy Consumption Reduction of Embedded Applications"です。スクラッチパッドメモリを利用したプロセッサの省エネルギー化は長く続けて来た研究ですが、その成果の一つが権威ある賞を受賞することになり光栄です。授賞式は5月末に機械振興会館で行われるそうです。恐らく、尊敬する吉田進先生より授与されることになりそうなのでワクワクします。

2013年3月31日日曜日

Bristol大学(イギリス)のワークショップに参加

3月26日と27日の二日間で、Bristol大学で開催されたEnergy-Aware COmputing (EACO) workshopに参加し、講演をして来ました。ところで、ARMが最近しきりに宣伝しているbig.littleアーキテクチャというのを知っていますか? ARMが開発した高性能CPUコアと省エネCPUコアの2種類をプロセッサ内に搭載し、それを計算負荷に合わせて切り換えて使うというアーキテクチャ(コンセプト)です。私は以前からこのコンセプトが我々がずいぶん前から提唱している「Multi-Performance Processor」のコンセプトに似ていると言ってきましたが、今回(ARM本社がある)本場イギリスでの講演の中で始めて、このことを恐る恐る言ってみました。そうすると「君の言うとおりだ」と結構好評でした。「Multi-Performance Processor」の本質は、2つのエネルギー効率の異なるCPUコアを「排他的」に動作させること。2つ(以上)のコアを同時に動作させるとそれは単なるヘテロジニアスマルチコアですが、「排他的」に動作させることによって高い平均エネルギー効率と高いピーク性能を同時に達成できるというのが「ミソ」です。この「ミソ」は正にbig.littleアーキテクチャの「ミソ」とも重なっていて、今更ながら提案したときにもっと積極的に宣伝しておけば良かったと思いました。当時は、「複数のコアを同時に動かした方が効率が良いに決まっている」と言われたものですが、ARMがbig.littleアーキテクチャを言い始めると世の中はすっかりbig.littleが良いという雰囲気に変わっています。何はともあれ、ARMの本場でいろいろな研究者と技術交流ができ、有意義なワークショップでした。
「Multi-Performance Processor」以外に、プロセッサのエネルギーをキャラクタライズする研究成果やスクラッチパッドメモリを使った省エネ技術を紹介しどれも好評でした。特にNew Castle Universityの研究者たちが強い興味を示してくれました。同じようなことをやっているようでした。

DATE conference に参加

3月18日~22日にかけてフランスのグルノーブルで開催されたDATE conferenceと共同開催のワークショップに参加してきました。研究員のLeeさん、博士課程のマーフズ君、釡江君と共に参加しました。LeeさんはUniversity Boothとワークショップでポスター発表をし、マーフズ君と釡江君はUniversity Boothで試作チップのデモとポスター発表をしました。多数の訪問者があり、活発な議論ができました。特に今回のDATEはコンピュータの省エネ化にフォーカスしていたので、我々にとっては勉強になりましたし良い宣伝にもなりました。コンピュータ分野の最近流行りのキーワードは「Internat of Things(IoT)」で、今回のDATEでも至るところでIoTの話題が議論されていました。
ところで今回はFujitsu Labs of America で一緒に研究していたDr. Rajive Murgaiに10年ぶりに再会しました。FLAでの研究生活を思い出して感慨深い気持ちになりました。改めて思うことですが、FLAでの2年半の経験が一番自分を成長させてくれた経験になっていると感じます。若い人たちには是非若いうちに海外での経験を積んで欲しいと思います。

2013年3月13日水曜日

ソウル大学訪問

3月11日と12日の二日間、ソウル大学を訪問しました。今回は小野寺先生や学生と共に訪問し、ワークショップも企画しました。各自10分間での短い講演をしてもらいディスカッションするという内容でした。予想以上に充実したワークショップになりました。ソウル大学側ではNaehyuck Chang教授とKiyoung Choi教授およびその学生たちが手厚いもてなしをしてくれました。毎回思うことですがソウル大学の学生たちは英語での講演が上手です。英語もそうですが内容が上手く練られたスライド構成になっています。見習わないといけません。何を知ってもらいたいか、何を知ってもらうと研究の良さが伝わるかを考える能力は重要です。私もまた動機付けられましたし、学生たちもやる気を出してくれることを願います。最終日に昼食を皆でとった後に、集合写真を撮ることになり、通りかかったおじさんに撮影をお願いしたのですが見事な写真でした。それもそのはず、たまたまですが、元カメラマンだったそうです。